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執筆者の写真atelier-yazd

⚫︎「樹の実case」のスペシャルおまけ

前のブログにて紹介しました「樹の実case」と同じ革で小物を製作しました。

鞄を作った後の残りの革がとても魅力的な形を残している所が多くて、これをなにか形に出来ないものか?とずーっと思っていたのです。

それをやっと形に出来ました。

鹿さんのひざ小僧の部分を使ったキーケース(小物入れ)です。


通常、革を作る過程では、この様なひざこぞうなどの突起部分は、機械での処理工程の邪魔になる為、あらかじめカットされてしまう事になります。

ですが、コモレビさんの革は、全てのパーツを残して革に仕上げる事が出来るので、この様なレアなパーツがそのままついてきてくれます。


特にこの膝小僧の部分はとても気に入っていたので、ここ数日の隙間時間、このパーツ部分を触って撫でておりました。で、昨日、ようやくひらめきました。

革1枚ものの入れ物です。型紙も何も無し。

こうやったらいけるかな~という、感覚のみの直裁ち製作&手縫い作業。

出来るもんですね、キーケースらしきものが仕上がりました。


こういう感覚で物を作るのは久しぶりです。

いつもは、がっつりとした型紙製作なので、かなり新鮮な心持ちです。

まだこういうの出来るんやなあ、私という感覚。

革製品作りを始めた頃の気持ちを思い出して嬉しくなった冬の一日でした。


という事で、こちらの小物は、樹の実caseとの相性がばっちりですので、スペシャルなおまけアイテムとして、鞄のご購入の際にお付けしたいと思います。

何か面白く使って頂けると嬉しいです。

鹿さんも、自分のパーツが生かされて喜んでくれるでしょうか。






「鹿ひざ小僧ケース」 

右下の膨らみが、鹿さんの膝小僧です。ちょっと毛も残っています。

鹿角パーツもピッタリです。

後ろ姿。

鹿革ひもを解くと入り口が。

キーリングパーツついています。

樹の実caseに装着したところ。そりゃもう相性は良いです。


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